Future Leaders Academy in Ginza について
「デザイン感度を持ったビジネス人財を育成する百貨店・松屋」
ビジネススキルを土台にデザイン感度やクリエイティビティを身に付け、意思決定できる 未来のリーダー(人財)を育てていく。日本各地の産業、モノづくり、小売といった 現場を支える次世代のリーダー(人財)を育てる、百貨店の新しい試み
Future Leaders Academy in Ginza は社会人向けの次世代ビジネスリーダーを育成するプログラムです。
日本の地域産業が多くの課題を抱えるなか、当社としては、混沌とする社会に立ち向かうビジネスリーダーの育成が急務と考え、本事業を開始します。本プログラムでは、ビジネスリーダーに必要とされる基本的な「ビジネススキル」、現代の経営で重要視されているデザインの活用や考え方の勘所を学べる「事業創造におけるデザイン活用」、そしてデザインの分野において様々な功績を残されてきた方々を講師に迎える「クリエイティブシンキング」の大きく3つのカリキュラムとグループワークをご用意しております。
「事業創造におけるデザイン活用」と「クリエイティブシンキング」は、松屋が長年に渡りサポートしてきた、デザインの啓蒙を推進する日本デザインコミッティーが担います。そしてグループワークにおいては百貨店「松屋」を教材にリアルな消費者の動向を体感することができるでしょう。この唯一無二のプログラムを通して次世代を担うビジネスリーダーの「育成」を行っていきます。
募集対象
その①
ものづくり・地域コンテンツ分野
8名~15名
地域に根差しながら衣・食・住に関わるものづくりやサービス、コンテンツを創出している事業者の次世代リーダー候補の方。業種地域を問わずその地場地域を支え、全国各地地域から日本の変革を志すリーダーを目指す方を募集します。
例)農業・林業・漁業・畜産業・伝統産業・IT 産業・サービス業・地方行政 など
その②
地域の魅力プロデュース分野
8名~15名
官民業種を問わず、日本各地の産業やサービスを支援していこうという意志と地域コンテンツの魅力をプロデュースする力(目利き力)を持つ次世代のリーダー候補の方。特に BtoC やグローバル展 開、DX などに知見を持ち業界のリーダーを目指す方を募集します。
例)小売業・卸業・インフラ業・金融業・DX 産業・メディア業 など
その③
次世代を拓くスペシャリティ分野
8名~15名
Japan ブランドを支え、新たな価値を創造していくために、様々な専門スキルを活かしていきたいという強い意志を持つ次世代のリーダー候補の方。何か一つでも突き抜けた専門性を持ち、その力で挑戦し、次世代をリードすることを目指す方を募集します。
例)デジタル・AI 技術・デザイン・ロボティクス・ファイナンス・マーケティング・ヒューマンリソース など
代表からのご挨拶
デザイン感度を持ったビジネス人財を育成します。
百貨店である松屋が何故人財育成に取り組むのか、そう思われる方もいると思います。松屋は銀座というステージで多くのご縁をいただいて商売をして参りました。しかし近年、全国の現場で人手不足や後継者難などの課題と向き合う方々が増え、今のままでは日本の文化、伝統、技術と共に、「良いもの」が次々と失われていくのではないかと強い危機感を抱くようになりました。百貨店において「made in Japan の商品」はとても人気のある重要な商材です。地方創生を合言葉に多くの方々が課題解決に取り組んでいますが、広い視野とネットワークを持ったリーダーの絶対数が不足していると感じます。私どもは、良い商品を仕入れるだけではなく、地域の産業を支えるリーダーを育成することが極めて重要であると考えました。
本プログラムの最大の特色は、世界のショーケースである銀座の百貨店「松屋」において、リアルな衣 食住に関する消費者ニーズを体感しながら学べることです。情熱溢れる世界基準の講師陣のもと「ものづくりに携わる人財」と「地域の魅力をプロデュースする人財」、そして「専門スキルを持つ人財」が出会い、それぞれの強みを持ち寄りながら刺激し合っていって欲しいと思っています。ビジネスの“ロジック”と、デザイン活用による“マジック”を身に付けた本プログラムの卒業生たちがJapan ブランドを支え、その価値を更新し、世界に羽ばたくリーダーとなることを切に願っています。
カリキュラムの特徴
「ビジネススキル」を土台とし、「事業創造におけるデザイン活用」、「クリエイティブシンキング」の学びを積み上げることで、次世代リーダーに求められる能力を多角的に培います。
クリエイティブシンキング
講師:日本デザインコミッティーメンバー
日本を代表するデザイナー陣によるデザインについてのレクチャー。プロジェクトの実例の紹介などを通して、デザインを用いた課題解決・価値創出・意思決定などについて、第一線の実践者から学ぶ。
事業創造におけるデザイン活用
講師:日本デザインコミッティー(田川 欣哉 氏)
デザインの歴史・デザイン思考・ブランド構築にまつわる知識のインプット、フィールドワークやワークショップによる実践学習を通じて、事業創造におけるデザイン活用の勘所と第一歩を学ぶ。
ビジネススキル
講師:ビジネススクール等の講義実績をもつ講師陣
※講師の方は変更となる場合がございます。
次世代のリーダーとなる上で、経営に必要不可欠なビジネススキルを身に付ける。
カリキュラムテーマ:クリティカルシンキング/企業文化の醸成/次世代(DX 時代)の経営戦略/アカウンティング/マーケティング/ファイナンス/グローバルパースペクティブ/リーダーシップ/キャリアディベロップメント
グループワーク
松屋社員との情報交換を行うなど、リアルな消費の場である百貨店「松屋」を活用したグループワークを行い、各自で設定した課題に対し、講義で学んだスキルや考え方を実践的に活用しながら意思決定し、ビジネスアイデアを生み出していく。
プログラムの中間と終盤には、発表を行う。
田川欣哉氏からのメッセージ
1953年に設立された日本デザインコミッティーは、その創立以来、銀座の百貨店、松屋との長い関係の中で、すぐれたプロダクトの選定やデザイン展の開催を通じて、日本のデザインに持続的な貢献を続けてきました。様々なデザイン分野を代表するデザイナー、建築家、そして評論家たちが自発的に参加し、現在は30人ほどの専門家たちで構成され、各自の視点と経験を活かしてボーダーレスに活動を続けています。
今回、未来を見据えたビジネス人材の育成に対する松屋のビジョンに共感し、その一環として我々がプログラムの一部を担当することとなりました。ビジネス環境におけるデザインの導入という基本的な要素に加え、我々コミッティーのメンバーの視点やケーススタディを共有するレクチャーを計画しています。
ビジネスとデザインが交差するポイントには無数の可能性が潜んでいます。その可能性について、この新しいプログラムを通じて皆さまと一緒に探求し、考察し、そして議論できることを、大変楽しみにしています。そして、この取り組みが新たなデザインの創造と日本のビジネス界の発展に寄与することを期待しています。
プログラムディレクター
武井涼子氏からのメッセージ
このスピードの速い時代に、真にビジネスリーダーに必要とされる力は、論理的に考え、経営戦略の理論を知っているだけでは全く足りません。具体的に課題を解決する力、つまり、理論と実際の差を理解した上うえで最大の効果を得られる解決策を考案し、実行する力を今すぐに身に着けることが必要です。
本プログラムは約7ヶ月とコンパクトな時間の中で、経営理論、課題解決の手法、アイデアを得てそれを実践する実行力の養成を最大化することを目的としています。ビジネス思考は最も効果的な方法を実践し続けることに他なりません。またリーダーは全人格を他者から問われる存在です。
デザインを真摯に考えている松屋が本プログラムをスタートする意義は大きいでしょう。本プログラムから魅力的なライフスタイルをもち、結果を出せる実践的なリーダーがたくさん生まれることを願ってやみません。
受講生インタビュー
会場
会場1:ご協賛/三井デザインテック株式会社本社ビル
〒104-0061 東京都中央区銀座6-17-1 銀座6丁目-SQUARE
受講期間
受講料
税込 660,000円
担当
株式会社松屋 経営企画部新事業創造課 松島・中野・木下
〒104-8130 東京都中央区銀座3-6-1
TEL:03-3567-1211(大代表)